こんにちは、高田です。
今日は、「ウェブメディア事業の将来性」について書きたいと思います。
僕が大学時代に初めて取り組んだ事業、それが「ウェブメディア事業」でした。
2013-2015年はウェブメディアが全盛期を迎えている頃で、僕はその流れにうまく乗ることができました。
では、これからもウェブメディア事業は成長し続けるのでしょうか?
僕なりの見解を述べたいと思います。
ウェブメディア事業は1度死んだ
ほとんどのウェブメディアは、アクセス数や購入数に応じて広告料が発生するという仕組みで成り立っています
アクセス(ページビュー)を集めれば集めるほど売り上げ規模を拡大することができます。
そして、ページビュー数(PV数)を伸ばすためには、メディア内の記事数を増やすことが大切です。
そのため、ひとつひとつの記事の品質よりも「PV至上主義」に走るメディアが増えていきました。
そして、2016年、あの「ウェルク事件」が起こったのです。
DeNAが運営していた医療情報メディア「WELQ」の記事の内容が不適切であるという告発により、一度すべての記事を非公開にするという事件が起こったのです。
そして、検索エンジン最大手のGoogleも検索アルゴリズムのアップデートを繰り返し行い、特に「YMYL(Your Money or Your Life. お金や人生(健康や安全など)に大きく影響するもの」の分野を扱うサイトについては適切なサイトを優先して表示するように変化していきました。
「肩こりの原因は、肩に霊が憑いているからだ」なんて記事でアクセスを稼げていた時代から、企業や専門家がきちんと監修した記事でなければ検索結果に表示すらしてもらえない時代へ、ここ数年で変化したのです。
つまり、ウェブメディアは1度死んだのです。
では、2021年以降もウェブメディアはいわゆる「オワコン」だと言えるのでしょうか?
ウェブメディアには、もう一度チャンスがやってくる
僕が大学生の頃に経験したのは、「ウェブメディアバブル」だったと思っています。
だって、インターネット素人で社会経験のない大学生が1年くらい頑張れば大卒初任給くらい稼げてしまったのですから…。
バブルとしか言いようがありません。
そして、先に述べたような事件が起こりバブルが崩壊しました。
では、その後ウェブメディアはどうなったのか?
一時期は企業が運営するウェブメディアが優遇され、個人が運営するウェブメディアはほぼ検索結果上位に表示されなくなりました。
しかし、最近は「大企業が運営している=質が高く有益である」というわけではないことが明らかになり、また零細企業や個人が発信する良質なウェブメディアに注目が集まってきています。
つまり、またウェブメディアで一旗あげるチャンスがめぐってきているということです。
これからのウェブメディアはこうなる!
僕は、大学生の頃からウェブメディアを運営するうえで、あるひとつのことを重要視していました。
それは「読者が求めているものを提供する」=「ユーザーファースト」であるということです。
ウェブメディアの良し悪しを判断するルールは、Googleが決める検索アルゴリズムです。
Googleは、世界でもっとも優れた組織のひとつです。
だから、最終的には本質をついたアルゴリズムにたどり着くはずです。
僕は、商売の本質は「ユーザーファースト」だと思っています。
だから、アルゴリズムに小手先の技術で合わせにいくのではなく、ユーザーにとって価値ある記事を投稿し続けることが大切なのです。
今後、ユーザーファーストを貫いたウェブメディアは大きく伸びるでしょう。
そして、今度こそ強固なウェブメディア王者のポジションを掴むでしょう。
まとめ
僕がなぜウェブメディアの未来についてここまで言い切れるのか。
それは大学生〜社会人2年目くらいまで運営していたウェブサイトが、未だにGoogleのアルゴリズムに評価され続けているからです。
普通は記事を書き直したり、新しい記事を足したりしないと時事刻々と変化するルールに対応することはできません。
ただし、最初からユーザーにより親切であるように心がけて書いた記事は、ルールがいくら変わろうとも有益であると判断され続けるのです。
もちろん、最低限の技術は必要です。
サイトや記事のSEO(検索エンジン最適化)やウェブライティングなどの根幹の技術は必須です。
ウェブメディア事業に限らず、どのような事業においても「いつまでも変わらない本質」をとらえることが、もっとも重要なのです。
僕は今もう一度ウェブメディア事業に取り組もうと思っています。
あの頃にはまだ下火だったYoutubeやSNSが全盛期を迎えている中で、ウェブサイトでいかに価値を出すのか。
しっかりと考えて、事業を起こしていきたいと思います。
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