こんにちは、高田です。
今日は、テニスを通して子どもたちに伝えたいことを書きたいと思います。
僕が今もテニスに関わっているのは、テニスというスポーツが僕を成長させてくれたことに感謝し、微力ながらも恩返ししたいと思っているからです。
テニスが上達することは大前提として、それ以上に子どもやその家族にとってより良いジュニアテニスだったと思って頂けるように、日々試行錯誤しながら指導を行っています。
部活動で高校生を指導していたときとは違い、テニススクールではそれぞれの目標や環境は大きく異なります。
だから、それぞれの満足にコミットすることに難しさを感じる反面、やりがいを感じています。
まだまだ僕の理想としている最高のレッスンには辿り着いていません。
しかし、「レッスンを通じてなにを伝えたいのか」ははっきりしています。
今日は、日頃から僕のレッスンを受けて下さっているみなさんに読んで頂ければ嬉しいです。
努力のレベルを高めること
僕はテニスコーチ以外にもさまざまな分野の仕事をしていますが、どの世界でも魅力的な活躍をしている人に共通している点がひとつだけあります。
それは「頑張る」のレベルが高いことです。
子どもたちをみていると、アドバイスをしてからの行動は人それぞれです。
その子の「頑張る」のレベルが低ければ、何も変わりません。
その子の「頑張る」のレベルが普通なら、その場だけ表面的に変わります。
その子の「頑張る」のレベルが高ければ、継続し構造的に変わります。
テニスで勝てるようになるためには、最後の構造的に変わる高いレベルの努力が必要です。
正直、そのレベルの努力をしなければ、どこのテニススクールに通ったところで変わりません。
幸運なことに僕が教えている子たちは、テニスを本格的に習い始めたばかりの子が多いので、まだ「頑張る」のレベルが固定されていません。
だから、僕はみんなに対して「子どもだから」と妥協せずに努力のレベルを高く保たなくてはいけないと感じています。
その子たちにとっての「頑張る」をテニスを通して高いレベルで定義してあげないと、テニスから離れたときに困ると思うのです。
そのためには、僕自身が頑張るとはどういうことなのかを伝えられる人間にならなくてはいけませんね。
まとめ
僕がコーチをするときに気をつけているのは、安易に褒めないこと・構造的な変化がみえたら目一杯褒めることです。
楽しくテニスをするためのサービス業としてのテニススクールでは、とにかく気分良くなってもらわなくてはいけないので話は別ですが、それは僕のすべきことではないと思うのです。
普段の表面的な変化には「悪くはないけど+アドバイス」、構造的な変化には「よく頑張ったね!」という声かけをすることが、自己肯定感と妥協点を同時に高める方法だと思うのです。
また、以前の記事「ジュニアテニスにおける親と選手とコーチの役割」にも書いたように、親のケアは子どもの成長にとってとても重要だと思います。
僕自身、偉そうなことを言っていますが、まだまだ努力のレベルを高めなくてはいけません。
まだまだ自分に「よく頑張ったね!」はあげられませんからね。(笑)
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