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失敗は成功のもと。子供の時に失敗しておいてよかったこと

こんにちは、高田です。

今日は、子供の頃の失敗の価値について書きたいと思います。

僕は、物心ついた小学生から高校生までの子供の間にたくさんの失敗をしてきました。

中学受験、ジュニアテニス、対人関係…などなど数えればキリがないほどたくさん失敗しました。

受験した学校も落ちましたし、関東ジュニアにすら行けていませんし、友達や恋人を傷つけました。

正直言って、子供の頃は何ひとつとして成功したと感じていませんでした。

とても辛かったです。

でも、僕はこれらの子供の頃の失敗がなければ今はないと思います。

いや、そう断言できます。

なぜ子供の頃に失敗すべきなのか、そして子供が失敗したとき周りの大人はどのような声掛けをすべきなのか、考えてみたいと思います。

なぜ子供の頃に失敗すべきなのか?

結論から言うと、子供は失敗しても大丈夫だからです。

子供は、たとえ受験に失敗しようとも、スポーツで結果が出なかったとしても、友達と喧嘩しても、なんら生活は変わりません。

「志望校の受験に落ちたので、明日から生きていけません。」

「試合に負けたので、もう人生終わりです。」

「結果が出なかったので、クビです。」

なんてことはありません。

僕もそうであるように、あなたも子供の頃にたくさんの失敗を経験したはずです。

そのときは、言葉にできないほどの悔しさや苦しさを感じたでしょう。

でも、間違いなく今あなたは問題なく生きています。

もし、大人になってから初めて失敗をしたとしたら…。

少し想像するだけでも恐ろしいものです。

子供が失敗したときに親(大人)はどのような声掛けをすべきなのか?

とはいっても、失敗ばかりでは子供の心はポキッと折れてしまいます。

ただ、子供には自分のことを最もよく理解し、失敗してもそこから立ち直ることをサポートしてくれる「親」という存在が身近にいます。

もし、親子の関係がそうでなかったとしても、学校や習い事の先生の中には、必ず助けてくれる大人がいます。

僕もそうでありたいと思いながらテニスコーチをしています。

例えば、試合で負けて半べそで選手が帰ってきたとき。

まず選手が話したいことをすべて聞きます。

そのうえで試合の勝ち負けの意味と、これまでの過程とこれからの方針について話をします。

そして、最後に理解できたかどうかの確認をしています。

僕が大切にしているのは、「話を聞くこと」と「結果が示す意味を明確にすること」です。

まず子供は失敗したことで感情的になっています。

だから、まずは全て吐き出させます。

それについては評価をせず、適度な相槌を打つだけです。

そうすることで徐々に落ち着いてきます。

そして、結果が示している意味をこれまでの取り組みと絡めて話します。

結果は大切ではなく、その結果にどのような意味づけをするかが大切だということを伝えます。

最後に、これからの取り組みについて確認するのです。

このように、親や大人は子供が失敗しないようにするのではなく、失敗したときに手を差し伸べてあげることが最も重要な役割なのです。

まとめ

僕は、子供の頃は絶好の「失敗チャンス」だと思っています。

失敗し放題は、子供にのみ与えられた特権なのです。

しかし、最近は子供が失敗しないようにするのが親や周りの大人の役割になっている気がします。

失敗しないと学びません。

人間はそんな良く出来ていません。

きっとあなたにも思い当たる節があるはずです。

だから、失敗できるときにいっぱいしておくべきなのです。

守りに入って得るものはなにもないのです。

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