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これまでの会社とこれからの会社

こんにちは、高田です。

今日は、「会社」について考えてみたいと思います。

最近は高校の同級生と食事に行くことが多く、普段あまり接する機会の少ない同世代が「会社」についてどのように考えているのかを聞いています。

「このままあと何年も同じことを繰り返すイメージがわかない。」

「あと数年して肩書きや立場が変わったとしても結局やることは一緒なんだろうな。」

「かといって転職したところでなにも変わらないだろう。」

僕も含め社会人として1年が経過し、仕事に慣れたことで飽きがきているのは間違いありませんが、ほとんどの友人が今の仕事や会社について良いと思っていません。

日本の企業というのは学校と同じく仕組みとしてとても上手くできているなと感心することが多いのですが、今の時代にはフィットしていないと感じることも多々あります。

では、これまでの会社とこれからの会社の役割の違いを考えてみたいと思います。

個人の価値にレバレッジをかける役割を果たしたのがこれまでの会社

これまでは、個人と会社がwin-winの関係にありました。

個人が会社のリソースを担保として個人では出来ないような仕事をしたり、積極的な新規事業の立ち上げによって個人・会社ともに価値が高まったり、という好循環が起こっていました。

個人としても会社としてもやればやるほど良くなる実感があったのです。

しかし、最近は多くの業界で成熟期を迎え、やればやるほどどんどん成果があがるということも、新規事業をバンバン立ち上げるということも少なくなってきました。

また、新規事業が立ち上がったとしても採算が取れないのであれば積極的に整理していく方向へと動いていますし、解雇しにくい日本の雇用制度も相まって余剰な社員のために仕事を生み出しているような会社もあります。

つまり、「会社のための個人」であることが個人や会社のためになっていた時代は終わりを迎えているのです。

個人の価値をより高める役割を果たすのがこれからの会社

最近は、零細企業やフリーランスであっても社会にインパクトを与えるような事業を行っています。

これはITやロボット等の技術革新の普及によって人の仕事が低コストで代替されるようになったことが1番の要因でしょう。

今後はよりコンパクトな会社「小企業」が効率よく成果を上げていくことは間違いなく現実になるでしょう。

なにかを極めたプロフェッショルがあえて数人で集団をつくり、それぞれの価値をコラボレートすることで新たな価値を生み出す場、それがこれからの会社になるのです。

まとめ

僕は会社をどれだけ小さく出来るかにこれからはかかっていると感じています。

1人でもやりたいことはいくらでも出来る時代です。

だから、これからの会社は”あえて”集団をつくるようなイメージなのかなと思っています。

長距離の移動手段が歩きや走りから自動車や電車になったものの、あえて長距離を走るマラソンが趣味としてブームになっているのと同じような感じです。

お金を稼ぐ手段としては個人よりも非効率だったとしても、友人と一緒に「遊び」としてあえて会社をつくるという感覚になるのでしょう。

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