こんにちは、高田です。
今日は、新しい働き方として注目されているパラレルキャリアについて書きたいと思います。
巷ではサラリーマンの「副業」が解禁され、会社以外にも仕事をして報酬を得たり、経験を積んだりする人が少しずつ増えてきました。
僕は4年前くらいから複数の事業に携わり、これまで「複業」を実践してきました。
はじめは「二兎追うものは一兎も得ず」ということわざの通り、「1つのことに集中してやらなければ結局何も身にならないのではないか?」という不安もありました。
しかし、現実はどうやらそんなこともなさそうです。
パラレルキャリアとは(複業とは)?
「働き方改革」、「副業」、「複業」、「パラレルキャリア」など働き方に関する用語が流行っていますが、正直それぞれの言葉を定義することにさほど意味はないと思っています。
なぜなら、いつ・どんな時代でも個人としての目標は1つしかないからです。
それは「個の力と(市場)価値を高めること」です。
これまでの時代は、与えられた立場で成果をあげて会社が良くなれば、個人としての能力(大きな資本を元手に経験を積めるから)や市場価値(○○会社の○○さんという肩書きに価値があったから)が上がっていきました。
これからの時代は、その会社の特定の仕事しかできない人はその会社では重宝されるかもしれませんが、個人としての能力や市場価値としては下がる一方でしょう。
また、あまり「その会社が潰れたら…」という脅し文句は好きではありませんが、現実味を帯びてきていることも確かです。
つまり、これからの時代に「個の力や価値を高める」という目標を達成するためには、どのような分野・シチュエーション・立場でも臨機応変に対応し、自らのやり方で成果を出すユーティリティプレーヤーになることが重要なのです。
そのために、パラレルキャリア(複業)をはじめとした新しい働き方にチャレンジする必要があるのです。
パラレルキャリアの始め方とは?
ここまで読んで「パラレルキャリアの意義はわかったけど、今でも精一杯なのにいくつも仕事をするなんて自分には無理だよ…」と思っている人も少なくないでしょう。
結論から言えば、この時代にパラレルキャリアを出来ない人はいません。
なぜなら、インターネットやスマートフォンなどの技術革新によって、生産性が抜群に向上してきているからです。
つまり、過去と同じ仕事量こなすためにかかる時間は大きく削減されているということです。
あなたは勤務時間8時間のうち実質何時間働いているでしょうか?
きっと実質労働時間は8時間より短いはずです。
事務作業中にネットサーフィンをしたり、営業の合間にカフェで一息ついたりして8時間に無理矢理合わせているだけで、ほぼ必ず働いている時間はそれより短いのです。※「8時間以上精一杯働いているんだけど!」という方はごめんなさい…。
その浮いた時間を使ってなにかもう1つ始めてみたらどうでしょうか?
そうすれば、安定した「パラレルキャリア」の完成なのです。
これからの時代は「個の力」と「コラボ力」が大切に!
さて、ここからは完全に僕の持論なのでおまけだと思って読んで下さい。
これからの時代は「個の力」や「個の価値」が重要であり、そのためにはパラレルキャリアの形成が有用であることは論理的に考えて明らかでしょう。
ただ、僕は個人で生きていく力を身に付けてからも、あえて他の人とコラボレーションすることがとても重要だと思っています。
なぜなら、「個の力」を持っている人同士がコラボすると、お互いに建前なく本音で向き合えるので1人では成しえなかった新たな価値が生まれたり、お互いの価値を高めあったりすることが出来るからです。
どちらか一方でも「個の力」を持っていないと、なれ合いが生じ依存と妥協が連鎖し、お互いの力や価値が向上するどころか半減してしまうでしょう。
極論を言えば、僕は自分を売り物だと思っています。
いくらの値段になるかは自分の努力次第です。
僕の価値が10,000円/hになることができれば、もう1人10,000円/hの人とコラボしたら、100,000,000円の価値を生み出すことができるわけです。
逆に僕の価値が0円/hであれば、だれとコラボしても0円の価値にしかならないわけです。
このように、自分の能力と価値を上げて誰かとコラボすることが、これからの時代を楽しく生きるためのポイントだと思うのです。
まとめ
人はいくつものレイヤーによって出来ています。
「社会人としての自分」、「テニスコーチとしての自分」、「事業主としての自分」、「友達としての自分」、「子供としての自分」などいくつもの層が重なって僕という1人の人間になります。
だから、そもそも「1つに絞らなくてはいけない!」というのは不自然なのです。
昔は槍しかない一兎しか得られない環境だったので、二兎追うのは欲をかいているとしか思えなかったでしょう。
しかし、猟銃が出来て二兎得られる環境があるにもかかわらず、一兎しか追わないのは逆に怠惰ではないでしょうか?
あなたは今何羽のうさぎを追っていますか?
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