こんにちは、高田です。
今日は、1年間の振り返りをしたいと思います。
気が付けば年末。みなさんにとって今年はどんな1年になったでしょうか?
僕は一昨日くらいから風邪をひいて全く声がでなくなってしまいました(笑)が、「自分にとって本当に大切なことはなんなのか」を気づかせてもらった1年間だったように思います。
正直、ここ数年間は自分の中でしっくりこない状態が続いていました。
長年取り組んできた様々な分野で結果が出来てきたものの、なにかが足りないとずっと思っていました。
では、今年を終える1記事をしっかりと書ききりたいと思います。
人間力と能力
僕が今年1年間を振り返るには、これまでの22年間を共に振り返る必要があります。
なぜなら、この1年間はこれまでの22年間の物語の上に成り立っているからです。
ブログの記事の中で例として僕の半生を挙げることが多いので、「もう知ってるよ!」という方も多いかもしれませんが、少々お付き合いください。
僕は、生まれてから高校生を卒業するまで何も結果を残した経験がありませんでした。受験の結果も中途半端、テニスの結果も中途半端…。
「自分はなんて普通なんだろう…。」と突き抜けた結果が出ないことが嫌で嫌で仕方がありませんでした。
しかし、そんな高校生まで僕はなにかの結果よりもあることを大切にしていました。
それは、人間力です。
人として正しいことや人として素晴らしいことをとにかく大真面目に目指していました。また、そうすれば自ずと結果もついてくるだろうと考えていました。
なんていい子なんでしょう…。(笑)
でも、僕はこのとき1つだけ勘違いしていました。
人間力を高めれば自ずと結果はついてくる。
そんなことはありませんでした。
そして、大学生になったときにどうしても結果を出したいと思った僕は、これまでの結果の出ない自分を全否定するところから始めました。
すると、人間力という言葉に踊らされて、自分の力不足に対してきちんと向き合っていなかったのではないかということに気が付きました。
結果が出ないのは単純に結果を出すための能力が足りていないからだと。相手よりも自分の能力が上回れば結果を出すことが出来ると。
それに気付いてからは面白いほど結果が出ました。
当たり前ですが、望んだ結果から逆算して論理的・合理的に考えて正しい能力を身に付け行動すれば、望んだ結果は出ます。
今でもどうすれば目の前にある課題を解決できるのかを考えるのは大の得意です。
ただ、僕はまた勘違いをしていました。
なにかで結果を出せば自分は変われる。
実際に結果を出して何か変わったか?
もちろん結果が出て一緒に頑張ってきた人たちが喜んでいる姿を見るのはとても幸せですし、成功すると僕自身も「よっしゃ!」という気持ちになります。
でも、結果はその一瞬の快楽でしかありませんでした。
そして、迎えた今年は僕の中で確かな手ごたえを感じました。
やっぱり大切なのは「人間力」だと。
能力を持っているとしても人間力のない人は薄っぺらいことを実感しました。
僕の中では人間力と能力は対極にあるものだと考えています。
ただし、相容れないものではなく振り子のように常に両極に振れているものだと考えています。
能力がつき結果を出せば人間力を求め、結果に不足を感じれば能力を求めるものです。
僕の場合は、人間力重視からはじまり能力重視に振りきれて、今は能力重視から人間力重視の方向へ振れている丁度中間にいます。
振り子の中で一番スピードが上がる瞬間です。
だから、今とても良いフィーリングで生きることが出来ています。
ただ、振り子なのでこれからも左右に振れていきます。
それを忘れずに良い時も悪い時も惑わず、どっしりと構えていられるように。
僕にとって大切なことを見失わないようにしたいと思います。
まとめ
これまでに結果を残したことのない人は「人間力」を重視すべきではないと思います。
なぜなら、その響きに甘えてしまい「人間力」の理解を間違えてしまうからです。
これまでに人間力を意識したことのない人は「能力」を重視すべきではないと思います。
なぜなら、その能力によって得られたちっぽけな結果に埋もれてしまうからです。
ただ、最初は信じてどちらかに思いきって振れてみることがとても大切です。
思い切り振りきれる勇気を持つこと。そして、極に辿り着いたら一度それを思い切り否定してみること。
それが、振り子の最大スピードを決めます。
振り子の最大スピードが出ている瞬間が、自分を1番発揮できるときです。
今はそれに近い状態を迎えているように感じます。
31日まで走り抜けます。
1年間本当にありがとうございました。来年もよろしくお願い致します。
良いお年を!
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