こんにちは、高田です。
今日は「親と子」、「大人と子ども」の関係性について書いてみたいと思います。
まだ僕には子どもがいないので親目線を正確に理解することは出来ませんが、受験・テニス・就職を通じて子ども目線・大人目線からその関係性について思うところが多々あります。
僕と同世代の人達は社会人1年目です。
しかし、早くも会社を辞めたという声を数多く耳にします。
決して辞めることについては良いとも悪いとも思いませんが、辞めた人のほとんどが貰った内定の中から「親や身近な大人が勧めた会社」を選んでいたというのが気になりました。
ずっと親や大人の評価に従って育った「良い子」は、なにも自分で決めることが出来ない「悪い大人」になってしまうのです。
自分よりも20年以上先を生きる子どもに何が言えるのか?
僕の両親は何も言いません。これは僕が小さな頃から一貫してそうでした。
中学受験の勉強から大学の志望学部選択、卒業後の進路までほとんど何も言われたことがありません。
「勉強しなさい!」なんてもちろん言われたことありませんし、テストは1回も見せたことすらありません(笑)
なぜそのように育てたのかを聞いてみるとこう言われました。
「あなたの人生はあなたが考えて決めることだから親が口出しすることはないでしょ?そもそも、20年後(もう親が助けてあげられない頃)に社会がどうなっているかなんてわからないんだから、何が正しいかなんて無責任なことは言えないよ(笑)」
確かにその通りだと僕も思います。
近年、社会の変化はスピーディーかつダイナミックです。
何年後になにがどうなっているかなんて誰にも予想出来ません。
ならば、現実の出来事を客観的に観察し、得られた情報を基に論理的な思考をし、臨機応変に行動する力を小さな頃から養い、自律を促すことが最重要だと僕は思うのです。
大人が正しく管理しなければ子どものうちに結果は出ない!?
さて、ここまで読んでどう思われたでしょうか?
「それは机上の空論だ!」、「子どもに任せきりなんて…。」と思われた方が多いと思います。
僕も子どものテニスを指導しているので、放っておいたらすぐに動物園になってしまうことをよーく知った上でこの記事を書いています。
だから、子どものうちに失敗せずに何か結果を残したいのであれば、親や大人の介入が絶対に必要だと思います。子どもの自主性に任せていたら、高い確率で結果は出ません。
なぜなら、子どもだけでは「モチベーションの低下」や「目標に対しての手段選択のズレ」が必ず起こるからです。
管理すれば早く結果は出るけど自律しない。
放任すれば自律するけど結果は出ない。
このジレンマを感じているのは僕だけではないはずです。
僕は20歳まで自分が立てた目標を達成したことがありませんでした。
中学受験では行きたくないけれどなぜか第一志望校に入れていた麻布に落ち、テニスでは全国大会に出たのは中学3年生の一度だけ…。全然求めていた結果を出せず、コンプレックスを感じていました。
その反面、親にもコーチにも先生にも放任してもらったおかげで、たくさんの失敗を経験して大きな力を得ることが出来ました。
結局、このジレンマを避ける方法は今もわかりませんが、両者がトレードオフの関係にあることは間違いないでしょう。
まとめ
僕には基本的に年上や年下という概念がありません。そのため、おじいちゃんだろうがちびっ子だろうが、とにかくフラットに一個人として接しています。(そのせいで、高校生の頃は先輩に迷惑をかけましたが…(笑))
50歳でも10歳くらい幼稚でどうしようもない人も、10歳でも100歳くらい悟っている人もいますからね。ちなみに、僕はどちらかというとすぐに悟りを開いちゃうタイプですが…。
どちらが良いとか悪いとかではなく、年齢なんて単なる記号であってそれが大きい人が言っていることが「絶対に正しい」なんてことはないということです。
この世には必ずどんな事実にも複数の側面があるのです。
このジレンマをどうやって解決するのか。
これからも考え続けたいと思います。
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